リスクが高まっている

都市部の不動産

ここ2年くらいの間に収益物件の利回りの低下が顕著になってきています。家賃の下落よりも物件価格が上昇してきていることが背景です。利回りが低下しているにもかかわらず売買が活況である理由はこれまでの価格調整とこれからの期待によるものです。最近の傾向では都市部の築浅ワンルームマンションで5%前後、20年以上経過したもので6%前後、1棟アパートや1棟マンションで7%前後となっています。都市部を離れた郊外エリアではもっと高い利回りを得ることができますが、人口の減少が続く中で、地方での不動産投資はリスクが高まりつつあります。人口は都市部に集中してきており、これに伴い、不動産の売買も都市部に集中しているのです。

約20年前から2年前まではデフレーションが続いていました。不動産価格は下落し続け、収益物件を保有しても年々その価値が下がっていくという状況となっていました。しかし、一方で家賃はそれほど大きく変わらなかったので、利回りは上昇していったのです。築浅のワンルームマンションでも利回りが7%を超えている物件が当たり前のように出回っていました。古い物件になれば10%を超えるものもありました。保有しても減価していくという認識があったため、積極的に投資をする人が少なかったのです。しかし、結果的にこの時期に不動産投資をしていた人たちはかなりの含み益を抱えています。多くの人が手を出さない時期に投資をすることで大きな利益が得られるのです。